シーズン途中にヘッドに昇格。藤田弘輝HC(琉球)の挑戦
B.LEAGUEと月刊バスケットボールがコラボしたスペシャル企画「佐々木クリスのDEEP B.LEAGUE Supported by 月刊バスケットボール」。B.LEAGUEで指揮を執るヘッドコーチ(HC)を迎え、シーズンの振り返りをはじめ、指導者としての哲学、戦術など、リアルなオンコートでの内容から、事前準備やオフの時間の使い方まで、B.LEAGUE公認アナリストの佐々木クリスがDEEPに迫る企画となっている。2020年5月20日に収録、配信が行われた第2回には、琉球ゴールデンキングスをシーズン途中から指揮を執るという困難な状況の中で西地区1位に導いた藤田弘輝HCが登場した。
「1から10まで、スムーズにいったシーズンとは言えなかったですね。ケガがあったり、コーチの交代があったり、たくさんいろんなことがありました。ただ、そうした逆境の中、チームが大きく崩れることなく戦い切れて、シーズンが途中で終わってしまい、結果的に西地区優勝という完全な優勝ではないかもしれませんが、それでもこれだけの成績を残せたのは、チームの、クラブの全体としての評価となるのではないかと思っています」と藤田HC。
さらにアシスタントコーチからヘッドコーチになったことについて
「ヘッドコーチが見ている景色とアシスタントコーチが見ている景色が違いますし、役割がまず違います。アシスタントコーチはヘッドコーチが示した方向にチームが行けるようにヘッドコーチを信じて、ヘッドコーチと選手をサポートしていく役割だと僕は認識しています。ヘッドコーチはその方向性をチームに示さなければなりません。それが一番の役割だと思います。選手に対するコミュニケーションの取り方も、ヘッドコーチは全体に話すことが多くなりますし、アシスタントコーチは個別に話すことが多かったりと、全く違う仕事です。まずは、ヘッドコーチとしての自分の役割、自分のあるべき姿を確立するというのが、一番チャレンジングでしたね。シーズン途中でしたから」と振り返った。
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月刊バスケットボール 2020年8月号(インタビュー記事/プレミア・電子書籍会員限定)
全編(Bリーグ公式YouTube)https://www.youtube.com/watch?v=N1Ekbubcmy8&t=603s